リフォームでは、生活スタイルの変化に伴い、壁を撤去して2室を1室にするなどの工事も多く有ります。ただ、撤去したい壁が耐力壁である時は、別途補強が必要になります。今回の写真は、正にそのケースとなります。
![耐力壁](https://rds.work/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4692-1024x768.jpg)
木造の建物は、垂直方向の力は、柱で受けていますが、地震時などの水平方向の力は、耐力壁で受けています。柱を抜かない限り、耐力壁を撤去してしまっても、平常では倒壊しませんが、地震時への耐力は低下します。撤去した分は、他で補う必要が有り、それを補強と呼びます。
このリフォームでは、建物図面が残っておりましたので、着工前から撤去予定の壁が耐力壁である事を把握しておりましたので、補強の計画も出来ておりました。もし図面等が残っていない場合は、現地を確認させて頂いた上でのご対応となります。
![耐力壁](https://rds.work/wp-content/uploads/2023/01/IMG_5540-768x1024.jpg)
既存の耐力壁に、更に補強を加えました。構造用合板を、土台・柱・梁に緊結しております。強度の換算はプラスαという概念となっており、撤去した耐力壁の分を補う形となっております。
![リフォーム](https://rds.work/wp-content/uploads/2023/01/IMG_5862-1024x768.jpg)