上部写真に写る、シルバー色をした、内装の骨組みに使う材料の総称を、LGSと呼びます。材質は薄い鉄板を曲げたモノにメッキで被覆が成されています。住宅以外の内装に使用される事が非常に多い工法です。そして、このジャンルの材料で、壁・天井の骨組みを造り、ボード貼りを行い、その後、壁紙などの仕上げ工事となります。LGS材を扱って、骨組みを作り、ボード貼りまでを行う職種を、LGS工と呼んだり、軽天工と呼んだりしています。材質は鉄ですが、一本一本は女性でも持つ事が出来るぐらいの軽さです。この工種の最大のメリットは、施工が速くて、燃えない材料である事です。東北の震災前まで、現場溶接での接合が多かったのですが、地震による溶接部の破断が多く発生した為、現在は、殆どがビス留めで固定されます。また、写真の材料はJIS規格外の材料ですが、建築基準法に定められた耐火間仕切等で無い限り、一般の内装工事で通常に使用されています。
![LGS工事
LGS工事間仕切り
軽天工事](https://rds.work/wp-content/uploads/2023/01/IMG_4679-1024x768.jpg)
JIS規格品は、この様な形状となり、横材を通す形となります。この現場では天井高さが高い為、JIS規格品を使いました。こちらの方が堅牢ですが、一般的な店舗工事で使用するにはオーバースペックとなります。